投資と投機の違い

2016年9月8日 投資

よく投資と投機が混同されているが、少し整理してみたい。

 

結論から言えば投機というのは、儲ける人がいる一方で必ず損をする人がいる。株の短期売買などが典型で、1万円儲かった向こうには必ず1万円損をした人がいるのだ。投資はその反対で損をする人はいない。

 

例えばAさんが1000円の株を100株購入したとする。10万円の買付金額だ。これが1200円になったところで、12万円でBさんに売却して、Aさんは2万円の利益を得たとする。一方のBさんは買ったところから200円値下がりして1000円に戻ってしまった。

 

せっかく値上がりすると思ってかったのに、12万円支払った株が10万円になってしまった。2万円の損だ。Aさんの儲けの裏側にはBさんの損がある。そのまま持っていればAさんが儲けることはなかったかもしれないが、Bさんが損することもなかった。

 

株やFXは常に動いているので、頻繁にこういうことが起きる。動くことを利用してタイミングをうまく掴めば、儲けることができるのだ。しかし、Bさんのように損をする人も後を絶たない。儲ける人がいれば、必ず損をする人がでてくるのが投機の本質だろう。

 

一方の投資は主に配当金によって利益を上げるスタイルだ。配当は、会社の売り上げから従業員給与や仕入コストなどを除いた残りの利益から出される。利益には税金がかかるので、税金を納めた後で役員報酬と配当が支払われる。つまり、経済活動によってもたらされたお金が配当であり投資なのだ。

 

投機とは違い損をする人はいない。企業の利益からもたらされたものだからだ。配当を出さずに投資に回す場合もあるので、そのときは株価自体が上がることもある。これが投機と投資を混同しやすくしている。

 

私の投資スタイルは自分で適当資というくらいのもので、個別株と投資信託を適当に並べているだけだ。個別株はトヨタとブリジストンを持っているが、よく考えたら共倒れしそうな組み合わせのような気がしないでもない。

 

投機は勝負が早いが大概は負けてしまう。しかし、投資は時間さえかければ、負けることはあまりない。その代わりかなり地味だ。年に数パーセントの利益をコツコツと積み上げていくのだ。

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