税金の無駄遣い

on in マクロ経済

行政事業レビューで税金の無駄の洗い出しをしているらしい。テレビでも今は停止している高速増殖炉もんじゅの核燃料運搬船の維持費などに、年間12億かかっていると非難の罵声をあびせるおばしゃんが出ていた。

確かに使わないものに無駄な労力を使うのは馬鹿げている。しかし、無駄なのは労力であってお金ではない。12億など一万円札12000枚にすぎない。燃やしても釜の飯が炊き上がる前になくなってしまうだろう。

そもそも、お金に価値があるから国民から税金を徴収しているのではない。この辺に誤解がかなりある。国が税金を徴収するからお金に価値がでるのだ。

もし、日本政府がドルで税金を徴収して円での納税を認めないとしたら、かなり速いペースで円は紙切れになるだろう。いずれ納税でドルが必要になるのであれば、国内の取引はドル中心になる。実需からくる円売りドル買いで猛烈な円安になり、1ドル1000円や2000円といった桁を軽々と超えて紙切れになる。

円は政府が価値を認めなくなった瞬間に立ち枯れするのだ。事情がわからない高齢者は円の預金を握りしめて立ち尽くす。これは家電量販店のポイントの期限切れと同じことだ。店がポイントを受け取らなくなったら、それでポイントはカードの磁気情報以上のものではなくなる。

お金は日銀(政府)が発行しているものであり、その政府が価値を認めなくなったら価値はないのだ。その価値の証明が税金というわけだ。税金を円で収められる限り円が紙切れになることはない。また、日本国内の生産力が地に落ちない限りにおいても。


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