ドナルドトランプが大統領になると円高になる理由

2016年11月6日 海外, 為替

トランプの政策が円高を招く
アメリカ大統領選挙が迫ってきました。ヒラリークリントンに引き離されていたドナルドトランプが、メール問題などをきっかけに追い上げてきているようです。

メディアや金融関係者はドナルドトランプが大統領になると円高になるという予測を立てています。なぜ、ドナルドトランプが大統領になると、円高になるのでしょうか。

 

オピニオン:米大統領選後はドル安と新興国株高へ=居林通氏

[東京 4日] – 今回の米大統領選挙で鮮明になったのは、米国政治の左傾化・保護主義化であり、為替市場へのインプリケーションとしては、選挙結果にかかわらず「ドル安」だと、UBS証券ウェルス・マネジメント本部ジャパン・エクイティ・リサーチ・ヘッドの居林通氏は指摘する。

円高になる理由はドナルドトランプが掲げる政策にあります。

・TPPの離脱
・高所得者への課税、2万5千ドル以下の所得者の所得税免除
・最低賃金の引き上げ
・関税の引き上げなどの保護貿易
・10年間で1兆ドルのインフラへの投資

これらの政策を実行すれば、アメリカ国内の物価が上がることが予想されます。これらに共通するのは「大きい政府」ということです。トランプは共和党員であり、共和党は伝統的に小さい政府を目指していましたが、トランプは大きい政府をめざしています。

緩和的な財政政策を行うとインフレになります。戦争などで大量に支出すると短期間で物価が上がるなどがそうです。

最近はヒラリーも同じような中間所得層を重視した政策を掲げていますので、もしヒラリーが大統領になったとしても物価が上昇するかもしれません。

物価と為替
アメリカの物価が上がるとなぜ円高になるのでしょうか。1ドルのハンバーガーを例に考えてみます。
日本では同じハンバーガーが100円だとします。
bargar
同じものがアメリカでは1ドルで日本では100円であれば、為替の水準もだいたい1ドル100円ということになります。
rate

トランプが内需拡大して物価をあげてくると、当然ハンバーガーの値段も上がってきます。ハンバーガーが2ドルになったとします。
bargar2

日本の物価が変わらなければ2ドルで100円、つまり1ドル50円の円高になることが考えられます。
rate2

アメリカ国内の物価が上がれば円高になるメカニズムは以上です。

ご存知とは思いますがトランプ氏は不動産王です。内需拡大して物価が上昇すれば、当然不動産価格も上がることになります。そう考えるとアメリカ人の利益と自分の利益を実現できるので、トランプの掲げる政策の実現性はかなり高いと考えられます。

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