あまり知られていない、本当の経済的豊かさとは。

2017年9月19日 マクロ経済, 社会

本当の経済的な豊かさとは?

経済的に豊かであるとはよく聞くフレーズですよね。

しかし、経済的豊かさとはどういうことでしょうか。

バリバリ働いて給料をたくさんもらったり、大きな金融資産を持っているのも確かに経済力のある人ではあるのですが、厳密に言うと経済的に豊かであるというのとは少し違います。

日本ではスーパーに行けばいろんな食材がすぐに手に入ります。

コンビニも24時間開いていて、いつでも欲しいものが手に入ります。

アフリカの奥地だとこうはいきません。

1億円持っていても、南極のど真ん中では餓えと寒さで死んでしまうかもしれません。

経済的豊かさというのは、お金を持っているということではなく、欲しいときに欲しい物がすぐ手に入ることを言います。

お金を持っていれば欲しい物がいつでも手に入りそうですが、アフリカの奥地や南極ではそうはいきなせんよね。つまり、アフリカの奥地や南極は経済的には貧しい地域なのです。

日本も戦後ものがない時期がありました。お金を出しても、甘いお菓子などはあまりありませんでした。戦後の日本は貧しかったということです。

まずは財やサービスが国内に十分に供給されていることが必要です。この供給力こそが経済力ということになります。

経済的に豊かになるためには?

では、経済的に豊かになるためにはどうしたらいいでしょう?

そうです。働いて財やサービスを作り出せばいいのです。

食べ物、衣類、住居、インテリア、車、家電、医療、教育、通信、エネルギーといったモノやサービスが、豊富に提供されていることが日本が経済大国と言われる理由です。

工場や商店が多い町は、多くのモノやサービスを生産しており、経済的に豊かです。

また、田んぼや畑があって農業生産物が採れる地域も、経済的に豊かであると言えるでしょう。

宝くじが当たってリタイヤするというのは、経済的に豊かになったような感じがします。

しかし、日本全体で見るとそれだけ働く人が減るので、むしろ経済的な損失となります。

本当の豊かさは、紙のお金をもっているという意味とは少し違います。

経済的に豊かになるには働くしかありません。

誰かが浄水場を作って水道管を引くことで、はじめて蛇口から水が出るようになります。

田んぼを耕して種をまいて収穫することで、食料が手に入るのです。

賃金の発生しない家事も立派な労働になります。

食事の準備や掃除など、人が生きるために必要な労働を行っているからです。

家事サービスですね。家政婦さんに来て貰えばお金がかかりますよね。

アフリカのような内戦で政治的に安定しない地域は、安心して働くことができないため、常にモノやサービスが不足しています。

貧しい国が貧しい理由は、働くことができないことや、働くための技術や知識が不足しているためです。

また、投資不足による働くための環境が整っていないことに起因します。

いずれにせよ、経済的に貧しい国は何らかの理由で労働が不足して、その結果供給が足りていないのです。

アフリカでは設備の整った病院は都市部にしか無く、いつも患者であふれています。

医薬品も不足しており、輸血するにもHIVやマラリアといった感染症にかかる危険があります。

そのためアフリカの富裕層は手術などの必要がある場合、欧米などの先進国で治療をうけています。

いくらお金があっても、売っていないものは買えないのです。

お金を出しても医療サービスが買えなければ経済的に豊かであるとは言えません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA