GDPとは何か?

2017年7月22日 未分類

経済を理解する上でGDPは重要な概念です。GDPとは、Gross Domestic Productの略で、一定期間内に国内で産み出された国内総生産のことをいいます。

 

たこ焼き屋さんが150円で原材料を仕入れて、400円のたこ焼きを売ったとしたら250円の粗利益がでます。この粗利益がGDPにカウントされます。どんな商売でも仕入れと売り上げがあり、日本全体で一年間をトータルしたものがGDPということになります。ちなみに日本国内で外国人が働いた分もGDPにカウントされますが、日本人が外国で働いたものはカウントされません。これは国内総生産というように日本国内の活動を対象としているため、必ずしも日本人である必要がないためです。

 

たこ焼き屋さんの粗利益である250円というのは、粉を混ぜて焼いてパックに詰めるという作業の対価です。これを付加価値といいます。自分で作れば粉を混ぜて焼いて皿に盛るという作業を行わなければならないのですが、たこ焼き屋さんが作ってくれているのですぐに食べられるのです。
発展途上国に比べると、日本はこの付加価値であふれています。最近、街中で見かけるマッサージも物を生産している訳ではありませんが、マッサージというサービスを生産しています。30分で2980円といったところでしょうか。揉んでコリをほぐすというサービスに対して私たちは対価を支払う訳です。マッサージや美容室は仕入れの部分がありませんので、粗利益が高くなる傾向があります。2980円がそのままGDPになるということです。
また、嵐のコンサートも物を生産している訳ではありませんが、音楽と嵐のメンバーと共にひと時を過ごすという価値を提供しています。これも一つの豊かさですのでGDPに計上されます。このように様々な材やサービスが日本では生産されており、そのために経済大国と言われています。お金を持っているからではなく、様々な物やサービスを生産することができるのが経済大国の条件です。

サウジアラビアは石油を輸出しているため、大量のドルを持っています。そのため、教育、医療、福祉など無料でサービスを受けられますが経済大国とはいいません。お金持ちであることは間違いありませんが、サウジアラビア国内で生産できる物が少ないためです。なので、生活用品など多くを輸入に頼っています。

世界一の経済大国はアメリカです。アメリカでは様々な物やサービスが日本の約4倍生産されています。人口が3億人以上いて、そのほとんどが日本人と同程度の教育があります。物やサービスを生産するには技術や知識が必要になります。たこ焼きならどの国の人でも作れるかもしれませんが、より高度な技術が必要な工業製品などは、高い専門性をもった人材が必要になります。そのため、日本人のような教育水準があり、そして人口も多いアメリカが世界一の経済大国になるのは当然かもしれません。

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