経済成長はなぜ起きるのか?

経済成長はなぜ起きるのでしょうか?

いくつか理由がありますので、見て行きたいと思います。

経済成長とは?

その前に経済成長というのはなんでしょうか?

経済成長というのは、漠然としたイメージがあるわけではなく、明確な定義があります。

それは、GDPが成長するということです。

GDPとは?

60円で材料を仕入れて、10円の電気代をかけて100円の製品を作ったとします。

100円(販売) = 60円(材料) + 10円(電気代) + 30円(付加価値)

人が働くことによって、30円の付加価値が生産されました。この30円は給料や会社の利益になります。

この30円こそが、GDPに計上される部分になります。

付加価値というのは、商売をするうえで製品やサービスに乗せる利益部分(粗利益)のことで、国内で一年間に生産された付加価値の合計がGDPです。

様々な産業で付加価値が生産され、それが多ければ多いほど経済的に豊かであるということが言えます。

GDP成長の2つのパターン

GDPは以下の式で表すことができます。

GDP = 付加価値 × 販売数

つまり、GDPが成長するには、付加価値を大きくするか、販売数を増やせばいいことになります。

どのようにすれば付加価値や販売数が伸びるのかを、見ていきたいと思います。

販売数を増やすには

販売数を伸ばすのはいくつか方法があります。

一人当たりの生産性向上

いわゆる効率化を図って、同じ時間働いても、より多くの成果を出せるようにするのがその一つです。

日本のホワイトカラーの生産性は低い!などと言われて、成果主義を取り入れるところもあるようですが、つまりそういうことです。

AIによる自動化なども、大きく生産性を向上させていくことが期待されています。

新しい財やサービスの誕生

いままでにない、新しい産業を生み出すのもGDPを成長させる要因になります。

通信速度の向上で動画も気軽に見ることができるようになり、Netflixやhuluといったサービスが出てきました。

癌の特効薬などが開発されれば、世界中でその恩恵を受ける人がでてくるでしょう。

いままでなかった新しい産業や製品が登場することは、GDPを押し上げる効果があります。

付加価値を増やすには

もう一つの要素である付加価値(粗利益)を大きくするということは、同じものを売るにしても、より高い値段で売ることです。

いわゆる値上げです。

家電などで新しい機能が追加されると値段が上がっていきますが、この場合は、まったく同じものをより高い値段で販売すると考えてください。

値段が上昇するときは、モノそのものの値段が上がる場合と、貨幣が安くなる場合の2つのケースがあります。

モノそのものの値段が上がる場合

例えば、原油が値上がりすると原油を原材料にする製品の値段が上がったり、輸送コストに反映されて値上がりする場合があります。

あるいは、天候不順で野菜が不作になると、値上がりする場合なども含まれます。

こういった供給に問題が生じて物価が上昇するものは、 いわゆる悪性のインフレと言われます。

ただ、原油にしても野菜にしても、値上がりすることによって消費量が減る可能性もありますので、GDPが成長する要因としては不確かな面があります。

また、野菜の量が減って、GDP成長のための販売数が伸びなくなるので、プラスには作用しないでしょう。

むしろ、悪性のインフレはGDPが下がる、不景気時にみられる現象です。

貨幣が安くなる場合

いわゆるインフレです。

例えば、戦争などで政府が大量に国債を発行して、戦費を調達して使うと、軍需産業は潤います。また、軍需産業から派生して世の中一般に金回りが良くなります。

世の中のお金の量が増えてめぐりが良くなった結果、物価が上昇します。

ポイントは一人一人の財布の中身が増えて、その結果、お金の価値が下がってモノやサービス全般の価格が上がるところです。

供給に問題があって値上がりした場合と異なり、モノやサービス全体が値上がりするのが特徴です。

GDPが成長して好景気時にみられる現象です。

まとめ

経済成長が起こる理由は大きく分けると2つあり、それぞれにいくつかの要因があるということが言えます。

  • 販売数が増える(生産性向上、新しい産業や製品)
  • 価格が上がる(インフレ)
どちらか一方だけでなく、両方がバランスよく伸びることが理想です。

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