まっちゃんが「ワイドショー」で、後輩芸人に100万円を5年間無利子で貸し出すと発言したのが話題になっていますね。
その総額10億円で、条件は「おもろいやつ」だそうです。
それはそうなんでしょう。
おもろくないやつに貸してしまえば、戻ってこなくなる可能性が高くなりますから、貸すなら返済能力の査定が必要になります。
後輩芸人との連絡網もあって、まっちゃんが直接知らない芸人にもチャンスはあるようです。
吉本興行の芸人さんの多くは、イベント出演などの営業で稼いでいて、新型コロナウイルスで自粛していて、最も影響を受ける部分です。
そういう意味ではテレビに出るような例外的な芸人さんは別としても、面白くても生活苦になるケースもあるので、一定の意味はあるのかもしれません。
概ね好意的な意見が多く、反対意見は「善意にケチをつけた」ということらしいですが、私自身は何かスッキリしない思いを抱いている一人です。
100万円といえど数か月で無くなる金額ですし、生活費を借りるという発想がそもそもしっくりこないですね。生活費を消費者金融などから借りたら、ほぼ確実に多重債務に陥って首が回らなくなります。
これが寄付だったら凄いと思ったかもしれません。10億円を後輩にくれてやったとなれば、伝説になるでしょう。
まっちゃんも万が一返ってこなかったとしても、男気でええよと言ってくれるのかもしれません。 ただ、そうは言っても内心は、やっぱり返した後輩と、返さない後輩という色分けができると思うんですよね。
ここは、やはり返さなくていいお金が必要なんだと思います。
こういった場合、どうするのがいいんでしょうか?からあげ弁当的には以下がいいんじゃないかと思います。
吉本所属の芸人は個人事業主であるケースが多いらしく、事業継続給付金で最高100万円の給付が受けられるケースもあると思います。
ただ、これも去年の売上から減った部分が上限なので、100万円もらえる人は限られます。
そもそも売り上げがない人もいるでしょうし、 バイトで食いつないでいる芸人というのがほとんどでしょう。
一番いいのは、まっちゃんが吉本興行に何らかの手当てをするように、進言することだと思います。
岡本社長はその昔、ダウンタウンのマネージャーもやっていて、ガキの使いでブリーフ一枚で猫を抱いて出てきたりしてました。完全にやらされていたわけですが、そんな時代があったからこそ今の地位があるわけです。松本さんの頼みなら無下には断らないでしょう。
吉本芸人6000人に100万ずつ渡せば60億円になりますが、吉本興業は 経産省が所管する政府系ファンド「クールジャパン機構」 から100億の出資を受けています。 吉本にお金を貸すところはあります。
あるいは、まっちゃんが吉本にお金を貸してもいいと思います。
「吉本に金貸したけど、まだ返せへん。」とかネタにもできそうですし。
いずれにせよ、芸人一人ひとりが借金をするのではなく、会社として借りて投資をするという形のほうが良いように思いますね。